特別養護老人ホーム にちにちそう
スタッフブログ
施設内研修
2018-01-22
「ターミナルケア」
1月24日に特別養護老人ホームにちにちそうの地域交流スペースでさくら訪問看護ステーションの師長鳥居さんに来ていただき講演会を開催しました。
鳥居師長から提供された資料の一部です。
終末期に望むこと
日本人の多くが大切にしていること
・苦痛がない
・望んだ場所で過ごす
・医師や看護師を信頼できる
・負担にならない
・家族や友人と良い関係でいる
・自立している
・落ち着いた環境で過ごす
・人として大切にされる
・人生を全うしたと感じる
人によって重要さは異なるが、大切にしていること
・できるだけの治療を受ける
・自然な形で過ごす
・伝えたいことを伝えておける
・先々の事を自分で決められる
・病気や死を意識しない
・他人に弱った姿を見せない
・生きている価値を感じられる
・信仰に支えられている
終末期とは・・・老衰、病気、障害などの理由により、治療による改善の余地がなく、余命2週間~6か月で死を迎えるだろうと予測される時期のことを言う
観察のポイント
・実際の食事量はどのくらい
・病状や薬の影響の有無
・最近の食事摂取の状況
・食事の一連の動作の確認
・精神的、心理的な変化の有無
・介護者が療養者の食欲不振をどうとらえ、対応しているか
・実際に体重の減少はあるか
・腹部膨満感(お腹が張るなど)
・水分、食事摂取状況
・排便回数と最終排便日
・吐き気、嘔吐
ケアのポイント
・環境を整える
・食事の工夫(食事の形態、一回の食事量、食事の姿勢など)
・口腔ケア
・一般的には食事以外で1500ml/日
→30㏄/㎏がおおおよその目安
心臓や腎臓に疾患がある場合は、医師に水分量を確認すること
・水分摂取量を記録
・一回に飲み込める量が多くないのでこまめにとること
・緑茶、ジュース、サイダー、OS1など本人が好きなものを
これらはお話ししていただいたうちのほんの一部ですが、とても勉強になった研修でした!!